今週スノーボードに行きます。
今まで一度も検討すらしなかったのに、ヘルメットなしではスノボなんてできないという強迫観念に駆られて、ヘルメットを購入しました。
ここ最近いろいろな選択の基準で「いのちだいじに」が幅を利かせている。これが年齢を重ねるってこと?
実店舗での買い物はめちゃくちゃ楽しかったので少し掘り下げてみたくなりました。
追記:スノボ行ってきました。ヘルメットがある安心感ですぐに元の通り滑れました。最高~~~!
購入までの流れ
この記事を読んで、ヘルメットを選ぶ際の項目を学び、試着してみないと始まらないな!という結論に。
初めてのヘルメットだし、普通のコースしか滑らないので、1万5千円程度を予算としてエントリーモデルでフィット感が良いものを選べたらいいなとふんわり考える。
店舗での経験
1.主要駅のムラサキスポーツ
都内に出る用事に合わせて、主要駅の商業施設内のムラサキスポーツに行った。
店舗のInstagramに店内のウインタースポーツエリアの様子が動画で上がっていて「結構置いてある」と感じた。実際12個くらい置いてあったものの、色違いでの展示が多く種類としては3種類。3万円強のSMITHを避け、試着は2種類×サイズ違いのみ。
ギャルなルックの店員さんに「これまでヘルメットつけたことないんですけど」と伝えると、サイズ調整して、ヘルメット試着状態で揺すってくれて中に帽子は着けないほうが良いかも など、丁寧に教えてくれた。
試着した結果OAKLYのMOD1 ASIA FIT Mサイズが一番良かったものの、手持ちのゴーグルとヘルメットのおでこ部分が干渉してゴーグルが下がり、鼻が押されるような感覚に。悪くないけど比較対象が少なすぎて決め手に欠け、ここでは買えず。
このお姉さんから買えたらよかったな、申し訳ないな~という感覚がちょっと残った。
2.小川町の F.JANCK
上記の記事で取材されているお店。
お店は混雑していて、お客さんと話していない店員さんが少ない状況。若い店員さんに「試着していいですか?」と声をかけると「どうぞ!」と明るく言ってくれる。
おすすめは、先日ムラサキスポーツで試着した「OAKLYのMOD1」とのこと。
予算を20,000円弱まで上げると選択肢が倍以上に増えることが分かったので予算調整した。
ずっと隣に立って「どうですか?」と確認してくれていたので、「こっちの方がフィット感は良いけどちょっと重い気が」など感想を伝えるものの「なるほど~!」との返答。
嫌な思いはしなかったけれど、見た目に違いを感じない2種類のヘルメットの差を聞いたり、「こっちの方が軽い気がするけど、そうですかね?」と聞いたりするたびに、「ちょっと確認してきます!」とどこかに行ってしまうので質問を控えることに。
最終的に、フィット感的にはDICEのD5 P1が良く、それを伝えたところ「日本のメーカーなので頭の形が合いやすいのかもしれませんね!」と教えてくれた。
有力候補の一つとして(この時点でMOD1よりもDICEのD5P1が勝っていた)商品の品番を控えさせてもらい「他のお店で違うのも被ってきます」と退店。
ムラサキスポーツと比べて「いろいろ教えてもらったし‥」という負い目は無かった。店員さんの知識への期待が大きすぎたのかも。
3.小川町のスキーショップ ベイル
種類がとにかく豊富。壁一面にいろいろなメーカーのいろいろな種類のヘルメットが金額のPOP付きで掛かっていた。
ハイトーンロングヘアのお姉さんに「試着していいですか?」と声をかけると「どうぞ!予算とかどんなのがいいとか、ありますか?」と言ってくれる。「2万円以内に収めたくて、初めて買うんですが、フィットするものがいいのかなと思ってて」などと話すと、「そうですね!被ってみましょう」と次々に予算に合うものを壁からピックして手渡してくれた。セールのSMITHやSalomonなど含めて10個以上多分被らせてもらった。
フィット感が良く重いと感じないものが3つ残ったところで、持参したゴーグルも装着してみて比較。また、この段階でそれぞれの特徴(内側が全部外して洗えるとか、軽さ重視なモデルとか、カラーバリエーションとか)を説明してくれて、自然と買いたいものが決まりました。
アパレルっぽい「いい感じですね~!」みたいな声掛けは一切なく淡々とした感じで進み(それも圧を感じず良かった)、色を決めるときにウェアの色を写真で確認してたら「え、めっちゃ合いそう!」と言ってくれて、そのとき、「買おう」と思いました。
本当は近隣で他に2店舗、行きたいお店の目星をつけていたのですが「これをここでこの流れで買いたい!」と思いました。お店ごとに置いているブランドや型(旧タイプを置いてたり置いてなかったり)が違うと理解してたので、別のお店に行けばまだ被ったことがないヘルメットがあると思ったのですが、「今ここで買うのが一番満足感が高い!」と本能が言っていた。このお店が商品数が多くて、もっといいヘルメットがある可能性が高くないことも考えると、他の店も見て戻ってきて「やっぱりここで買います」となる可能性も結構ある。そうであれば、お姉さんからこのまま買いたかった。
なので買いました。
お会計では、ヘルメットについていたPOPの金額から5%値引きされました。なぜ?ハッピー!
総括
・ヘルメットは試着必須
・ゴーグル替えないならゴーグル、帽子被るなら帽子の持参必須
ムラサキスポーツでは、3種類しかないそのラインナップに対してニット帽やゴーグルを持参したのが恥ずかしい気がしたけど、持って行って良かったです。OAKLYのMOD1はヘルメット単体のフィット感はすごく良かったし、サイズ調整もあご紐も片手でできる機能性も良かったし、ゴーグルを持って行ってなかったら買ってしまっていたかもしれない。
・店員さんの力と品揃えの良さは、論理的ベストを超越する
行くつもりだった残り2店舗に行っていたらどうだったかは分からないけど、とっても納得して買えたという満足感のある買い物体験でした。
10個以上のヘルメットを被るごとにそれぞれの特徴を言われていたら混乱していただろうし、3個に絞ってからも説明がなかったら決め手に欠けていただろうし、後から思い返すと、本当に過不足なくスマートだったな‥しごできギャルかっこいい‥となりました。
・店舗(プロがいる店舗)での買い物の楽しさは、オンラインでは味わえない
機能性や大まかなサイズ、カラー展開などはオンラインでも確認できる情報ではあるけれど、こちらが何を求めているのか(詳しくない領域だと、自分で自覚・言語化できてない場合も多い)を分かったうえで、店員さんが理由付きでおすすめしてくれる。仮に自分でも同じ商品を選んだ(選べた)としても、「これで良かった!」という納得感・満足感が違うと思う。